あの日の事(前編)

決勝トーナメント進出が決まりましたね、侍ジャパン!\(^o^)/
フェアプレイポイントですり抜けるなんて、なんだかとってもジャパネスク・・・。
最後の10分は、見ててかなりストレスでしたけど、結果オーライですよ。

さて、実は先日、6月26日は、レムの拉致記念日でした。
レムをウチに連れ込んで3年が過ぎたことになります。
仕事とワールドカップ観戦でヘロヘロのオニババは、お祝いは週末にする事に・・・f(^^;

石版の上のレム
【石の上にも三年、実はこの石はまだ2年】

レムが居なかった頃の事は、10年も前のように感じますが、レムを拉致したあの日の事は、まるで先月か、先々月くらいの事の様にも思えます。
今回は、レムを拉致したあの日のお話などさせて頂きたいと思います。
ありがちで、しかも少々鬱陶しいお話になりますが、お付き合い頂ければ幸いです。
更に、可愛い写真も無くて延々文字ばっか・・・(;_+)

レムが来る前から、オブザーバーとしては犬も猫も大好きでした。
いつかは飼いたいと思って、ペット可のマンションに棲息しておったわけですが、犬か、猫かといって、水槽がありますので、猫はちょっと~。
何時か小型犬と暮らしたいなぁと思ってはいたのですが、なにせ家に居る時間が短い。
お一人様ですし、結局、犬も無理なんだよね~と、諦めておりました。
ですから、犬にしろ猫にしろ、
飼うための知識はまるっきりゼロ!
と、胸張って言える状態でした。
この点、お含み置き下さい。無知晒してます・・・(;_;)

2015年6月26日の午後は、梅雨らしい、どんよりとした今にも雨が落ちてきそうな曇り空。
天気予報は、夕方から夜に駆けて本格的な雨。
降り始めるまでに帰りたいなぁと、いつもより早めに折りたたみ傘を持って、少々不便な場所にある銀行のATMに向いました。
ウチから徒歩で30分弱の道のりを、10分ほども歩いたころでしょうか、犬の吠え声が聞こえてきました。
特に気にもしなかったのですが、犬はずっと同じ調子で吠え続けていました。
唸るとか、脅すとか言うような声ではなく、軽いワンワン、ワンワンワンという吠え声です。
規則的な犬の声を聞きながら歩き続けていると、今度は、犬の声に猫の声が混じって聞こえ始めました。
ナアァーン、ナアァーン・・・。
こちらも又、同じ調子、ずっと、ナアァーン、ナアァーン。

ワンワン、ワンワンワン。
ナアァーン、ナアァーン。
ワンワン、ワンワンワン。
ナアァーン、ナアァーン。
(*からリピート)

流石に、何だろう?と思い始めた頃、吠えている犬が目に入りました。
ゴールデンレトリーバーのおじいちゃん(多分)。
もう少し遅くいつもの時間にこの道を通ると、お散歩している姿を見かけるワンちゃんです。
道路の反対側、T字路のT字の縦棒にあたる道に向かって、ワンワン、ワンワンワンと吠え続けるのを、飼い主さんがなだめていました。
お座りしたまま、軽くお尻が浮くかどうか・・・と言った程度。
ワンちゃんが吠えている道の奥を見てみると、ナアァーン、ナアァーン。の声の主、子猫が歩いていました。
犬の吠え声がするのに、急ぐでも、身を隠そうとするでもなく、道の真ん中を同じ速度で歩き続けています。
ヘトヘト、ヘトヘト・・・
鳴きながら、ひたすら歩き続けています。

(ヘトヘト、ヘトヘト)
ナアァーン、ナアァーン。
ワンワン、ワンワンワン。
(ヘトヘト、ヘトヘト)
ナアァーン、ナアァーン。
ワンワン、ワンワンワン。

???
ちょっと・・・、いえ、かなり、風変わりな光景です。
遠目にも小さな子猫です。
母猫、どっかに居るんだろうか?
兄弟は?
T字路の角で、しばらく様子を見ていたのですが、他に猫が居る様子もありません。

う~む・・・。(?_?)
実は、子猫が歩いている道、ペット不可の団地の中の道路なんです。
建物は、15,6棟ほどでしょうか。
敷地がかなり広く、緑地をゆったりと多く取っていて、小さな築山風の場所や芝生、自然林を再現したような木立の間には、小川もあります。
ワンちゃんのお散歩コースとしてはかなり良さげで、夕方になると沢山のワンちゃん達が外周部をお散歩しています。
ただ、外周部を走る道路からもよく見える場所に、「ペット禁止」の看板が幾つも・・・。

迷子かな?どっからきたんだろう?
不思議なことに、この子猫、ナアァーン、ナアァーンと鳴きながら、ひたすら道の真ん中をまっすぐ同じ早さで歩き続けています。
ちっちゃい子猫が歩いている訳ですから、たいした早さではありません。
それでも、団地の奥へ奥へと入っていってしまいます。
一応、犬の吠え声から遠ざかろうとしているのでしょうか。

それにしても・・・なんだか、変・・・。
10分近くも眺めていたでしょうか、雨が落ち始めました。
延々と団地の中を伸びるまっすぐな道路を少しずつ、少しづつ遠ざかっていく子猫がやっぱり気になって、近づいてみることにしました。
足音が近づいても、子猫が歩く速さは変わりません。
右にも左にも行きません、同じ速度でただ前へ、前へと・・・。
さっきからすこぉし、左に寄れているだけです。
前に回ってしゃがみ込んでも、子猫は逃げません。
簡単に抱き上げられました。

え?何?この目・・・。
右目は半開きで真っ赤、血の色に曇って瞳孔の区別も付きません。
左目は、閉じていました。青緑色のべとっとした物が上まぶたと下まぶたを接着しているようです。
鼻もグシュグシュ。
顔全体、涙と鼻水で、グジュグジュのカピカピ・・・。

見えてないのか・・・?
道の真ん中を歩いていたのは、何かにぶつかるのが怖かったから?
少し左に寄れていたのは、開いている右目がそれでもかすかに見えているから?
鳴きながら歩き続けていたのは、見えなくて匂わなくて、親の姿が探せないから?
歩き続けていたのは、蹲る場所も見分けられなかったから?
他に何も出来ることがなくて、怖いモノが寄ってくるかも知れないのに、親が来てくれる事を期待して、ただ鳴きながら歩き続けていた?
何時から?
何処から?


抱き上げると、子猫は鳴くのを止めました。
ほぼ同時に、犬の吠え声も止みました。
振り向くと、飼い主さんと別方向にお散歩に出かけていくのが見えました。
抱き上げられた子猫は暴れるどころか、コテッと体を預けてきました。

人に抱かれた事、あるの?
まだポヤッポヤの赤ちゃん毛です。
雨が更に落ちてきました。
普段ならこれくらいの降りでは絶対開かない折りたたみ傘を開きました。
傘を開く間も、子猫は膝の上で、ふにゃ~と体を預けきっています。

困ったな、これ、どうしよう・・・。
おおよそ、水をはじく力なんてなさそうな、ポヤッポヤの赤ちゃん毛、雨に当たったら、あっという間に地肌まで濡れそうです。
ほとんど見えてなさそうなこんな目では、安全な所に雨宿りすることも出来そうにありません。

心の表の声(感情とも言う)
こういう毛って、まだ、親の庇護が要るんだよねぇ・・・。
それでなくてもこの目と鼻じゃあ・・・。
飼い猫の子なのかな?
飼い猫じゃなかったら、こんな状態で母猫に返してもなぁ・・・。
母猫、何処にいるんだろう?
兄弟は?
どっから来たんだろう?この近くじゃないのかなぁ。
夜にかけて雨・・・か・・・。
濡れたらきっと、・・・ダメだよねぇ・・・。
ここじゃ、誰も拾ってくれないよね、飼えないんだし・・・。
しかも、こんなだし・・・。
ウチはペット可ではあるんだよね・・・。
どのみち室内飼い、目は見えなくてもねえ・・・。
見捨てたら、きっと後引くだろうなぁ・・・。
ひな陛下の侍従長様なら、世話の仕方、教えてくれるよね・・・。

心の裏の声(理性とも言う)
ウチには水槽がある、ウチには水槽があるんだよ~
水槽と猫の共存は無理~
特に子猫なんて絶対無理~
ついでに言えば、在宅時間は前より長くなったけど、その分、貧乏になっている~
動物病院、いくらかかるか知らないが、健康保険がないことだけは解ってる~
懐、そんなに余裕があるわけじゃない~
この子は絶対病院通い~
看護だって必要だろう~
どれだけ手がかかるかも解らない~
病院代もどんだけかかるか解らない~
一日中、ウチにいられる訳じゃない~
一応言っとくと、明日も仕事ででかけるんだぞ~
十時間くらいは留守になるんだぞ~
それも明日だけじゃないし~
そしてウチには、水槽がある~

どうしよう?

その時、エンジン音が近づいてきました。

あ、ここって、車道!!!
広い長方形の団地の敷地を半分に分けるような道路で、交通量は多くはありませんが、車が入る道です。
近づいてくるエンジン音に、慌てて、道の端に寄りました。
(つづく)

余りに文字ばかりで長いので、記事分けることにしました。
後編に続きます。
よろしければ引き続き、後編をどうぞ。済みません、後編の方が更に長いです(;_;)



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レムのオニババ

Author:レムのオニババ
スーパー内弁慶野郎のレム。
何でも怖がるくせに直ぐ退屈する、当ブログの主人公。
彼が編み出してきた退屈しのぎの技の数々をご紹介したいと思います。

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